おしえかた講座とミニ大会レポート
8/20(土)に静岡市番町市民文化センターにて、指導者向けの「どうぶつしょうぎおしえかた講座」と「体験会&ミニ大会」を開催しました。主催は静岡を拠点にボードゲーム普及をすすめる「静岡Spiel-bande」さんです。
株式会社ねこまどでインストラクター講座を開催していますが、インストラクター養成対象ではないおしえかた講座は今回が初めての試みです。どうぶつしょうぎとは何か、どんな効果があるか、という背景から、実際の経験から得たおしえかたのコツまで、90分に渡ってお話しました。
おしえかたといっても対象者によって様々です。今回は主に(1)ファーストインプレッションと(2)集団でのどうぶつしょうぎ、この二本に絞って特徴を分析しました。
大人向けボードゲーム会を主催するニケ!さんからは「大人への対応と子どもでは全く違っていた」、また実際の保育士さんからは「あまり現場で取り入れたことがなかったけれどもぜひやってみたい」などの感想をいただきました。
最後にどうぶつしょうぎを通して本当に伝えたいこと、もお話しました。何も将棋やどうぶつしょうぎを強くなって欲しいのではなく、どうぶつしょうぎによって得られる達成感や創意工夫の楽しさ、自分で決断して責任を引き受けること、などが実際の人生に繋がるのではないかという思いでやっています。
どうぶつしょうぎは今は多くの学童保育や園で導入されていますが、必ずしも遊び方や良さが理解されているとは限りません。これからもこのような大人向けの取り組みを増やして、現場の指導者さんたちのどうぶつしょうぎの理解を深めていければと思います。
午後からは子ども向けの体験会とミニ大会。大会参加者も殆どが体験会から参加し、先生やインストラクター、親子で練習するなど、熱気がすごかったです!
体験会が終わっていざ本番、となるとみんなの真剣さも違いました。この緊張感もまた、よい経験となるのではと思います。
今回は保護者も飛び入り参加歓迎としましたが、これがとても良かったです!
家族でやっているといつも負けてしまっていたお母さんが、どうぶつしょうぎで勝つこともあるんだ!と楽しさに目覚めたり、他のお子さんに優しく教えてくれるお父さんもいました。
最後はコツが学べるクイズと、全員に認定証を渡して終了。
午前のおしえかた講座に参加してくださった方が、午後の体験会とミニ大会を通して、すぐに実際の反応を確かめることができたのはとても大きかったです。
午後に雰囲気が一変して、子どもたちの笑顔が部屋に溢れたんです。午前に「どうぶつしょうぎの現場は笑顔が溢れるんです!」と熱心に語りましたが、資料を通して説明するよりも、とても説得力があったのではと思いました。
今回開催してくださったSpile-bandeさん、そして協力してくださった本とおもちゃの店「百町森」さん、ありがとうございました。